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LEDに限った話では無くアクアリウムと光について
 
要は水槽内のリソース(資源)とのバランスの問題です。
例えば、新たな水槽をセットして2,3ヶ月経過し、水草が水槽内いっぱいに茂ったとします。
光量も添加されている二酸化炭素の量も同じなのに初期の頃より水草の成長も遅くなり、光合成の気泡も減り水草にコケが付くようになった....というケースがあろうかと思われます。何が原因なのでしょうか。
この場合、まず疑うべきは二酸化炭素の添加量です。水草が数倍の量に増えたのに、二酸化炭素の量がセット初期と同じでは、当然ながら水草が健全な成長をするために必要なCO2は常に不足気味の状態になります。
水草が増えるにしたがって少しづつCO2添加量も増やして下さい。(1週間単位で様子を見つつ、必要なら肥料分は最後に調節するのが望ましい)
 
明るさが増せば、光合成が活発になり水草の成長も早くなりますが、吸収・消費される二酸化炭素や肥料分の量も増えます。
吸収・消費の主体である水草が増えれば、光合成に必要な二酸化炭素や肥料分の量も増えます。
 
そしてアクアリウムを楽しむ個々人がどういったスタイルを望むかという点で
光の量や質は異なります。
 
例えばとにかく水槽内いっぱいに水草を早く茂らせたい、気泡もたくさんプクプク出したい!という場合は
光を強くし、CO2添加も増やす
 
水草も楽しみたいけどトリミングが面倒になってきたのでゆっくり育てたい、という方は
光は弱めで、CO2もそれなり
 
大電力も厭わないからとにかく芸術的な演色をひたすら追及したい場合、
メタルハライド
 
省電力で普通に美しく水景を楽しみたい場合、
LED
 
という感じでしょうか。
 
LEDを用いてグロッソを這わせて育てるためには、30cmキューブ水槽で7-10W程度(【クリスタルエリート09】1個)、60*30*36cm水槽なら16-20W(【クリスタルエリート09】2個)あればよろしいです。成長スピードはそれなりにゆっくりですが。ロタラやラージパールグラスを這わせたい場合は【クリスタルエリート14改】以上が必要になります。
 
メタルハライドは太陽光とスペクトル分布が似ていて光合成に適している、といったイメージがあり、そういったアピールも昔からされています。しかし太陽光とはある程度異なるLEDや、だいぶ異なる3波長形蛍光灯でも普通に水草は育ちます。「特集② 明るさ比較」でも述べたように、光合成に関しては光子の数が重要となります。よくあるスペクトル分布の図はエネルギーの比率で表されていてエネルギー量ですらない。
また、メタルハライドと言ってもピンからキリまでです。