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■ 諸説あるけど水草育成にはCO2添加は必要
・水草が二酸化炭素を取り込んで成長するため、
・ただ単に飼育水の酸性度を高めるために必要、
と主に二つの説があります。確かに二酸化炭素を溶かし込むだけなら、普通の大気にもCO2は含まれているので、エアレーションを続けるだけで酸素だけではなくCO2も飼育水に溶け込みます。
しかし飼育水を弱酸性にしてCO2を添加しない場合は、明らかに成長が遅くなります。やはり両方が寄与しているのではないでしょうか。
■どうやってCO2を飼育水に溶け込ませるのか?
●CO2拡散筒
初期のタイプです。
単純な筒状タイプや、らせん状になっているものなど形状はいくつかあります。
筒の中に炭酸ガスを貯めてますが、水と接触している面積があまり稼げません。
また、水槽の中に大きい筒を入れなければならないのでスペースを喰うという点もデメリットです。 |
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●CO2セラミックストーン 拡散器
現在主流なのはこのタイプでしょう。 焼き固められたセラミックストーンやプレートに炭酸ガスを通して、細かい気泡をブクブク作ります。 小さく、水槽内の場所をとらないというメリットがあります。価格も安価なものが多く入手しやすいです。 ガラス製のものは美しく、美観のマッチングも◎。 ただしセラミックプレートにはコケが生えるので定期的に取り外し、漂白剤に浸けるなどメンテナンスが必要です。 セラミックプレートのみを交換できるタイプもあります。 製品によって気泡の細かさに差があります。 より気泡が細かいものほど◎ですが、ある程度の圧力が必要になり、CO2レギュレーターが必須となります。
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●CO2セラミックストーン 拡散器
外部フィルターホースの途中に接続して、そこから炭酸ガスの気泡を水流に乗せて流し込むタイプです。 こちらも主流になりつつあります。
水槽内にCO2用品を入れなくていいので、見た目がすごくスッキリするメリットがあります。
セラミックストーンに光が当たらずコケが生えにくいので、ほぼノーメンテナンスで維持できるのも大きなメリットです。
水流に乗って炭酸ガスが長時間漂うので効率も◎。
既存の水槽に使うには、接続のためホースから水を抜かなくてはならず、作業が少し面倒です。
主に水が出てくる方のホースに繋ぎます。 | ![]() |
■CO2添加の気泡の細かさ
CO2の気泡の一粒づつを見てみましょう。表面張力のおかげで球体になりますが、同じ体積のガス同士なら、球体が小さいほど表面積は大きくなります。
表面積が大きいということは水に触れあう面積が大きくなるので、同じ量の炭酸ガスを添加していても、細かい方がよく溶けるということになります。
球の体積の公式 V=4/3πr3(3乗)
球の面積の公式 S=4πr2(2乗)
から求めることが出来ます。(計算が間違っていたらゴメンナサイ......ご指摘ください。m(_ _)m )